密やかなエトセトラ

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プラド美術館展でベラスケスを堪能する

開催末期に入り焦っていましたが、上野で開催中の「プラド美術館展」へやっと足を運ぶことができました。
前売りを買っていなかったので、窓口で購入です。(新聞の100円引きのクーポンを忘れずに提示)


prado

プラド美術館展は、2011年のゴヤをメインとした展覧会は覚えてますが、それ以外は行っているのかいないのか記憶が定かではありません。(2015年は確実に行っていない)
今回はベラスケスが7点もやって来るということで、話題になっていますね。
一番有名な「ラス・メニーナス」は来なかった・・・(この作品の詳細はWikiに載ってます)

今回も音声ガイドを借りました。
ミッチーこと及川光博がプレゼンターです。(ミッチー好きです)
絵画の情報があるのと無いのでは楽しめるレベルが違い過ぎるので、割高ですがついレンタルしてしまいます。
本当なら展覧されている全ての絵画の音声案内が聴きたいものです(図録を読めと言わないように)

ベラスケスやゴヤのように、宮廷画家になれる人って、やはり凄まじい才能を開花させるものですよね。
王族らの肖像画制作は必須ですが、王家がバックにいれば芸術に生きられることは約束されたようなものですから。
音声ガイドでも指摘してましたが、ベラスケスの作品は、近くで見れば筆のタッチの荒々しさを感じますが、少し離れれば、それが衣服の写実なヒダに見える!というような高度な技法が施されているようなのです。光沢感や生地の素材などがよりリアルです。

ベラスケス以外にも宮廷に使える身体的障害のある人をモデルにした絵画が数点ありました。中には王族を引き立てるために画面に描かれたようなものもあります。当時のスペイン宮廷の、ある意味非道なあり方を象徴しているようにも見受けられます。


館内はけっこう冷えます。
薄い上着やショールを一枚持って入ったほうがよさそう。





何年かぶりに常設展示にも足を運んでみました。
といっても時間も押してるのでざっと周回。

館内の絵画を撮影している人がいて驚きましたが、現在は撮影自由になっていたのですね。知りませんでした。
ただし、撮影NGの作品もあるのでご注意を。



そういうことならと、私もパチリとね。

monet1


原田マハの「ジヴェルニーの食卓」を読んだ後だったので、モネの作品には思い入れがあります。(前回の記事参照)
これは言わずと知れた「睡蓮」です。





monet2


こちらは小説の語り手ブランシュ・オシュデとその姉のマルトを描いた「舟遊び」です。
オシュデ姉妹をモデルに、モネはいくつかの作品を描いたと小説にもありましたので。



そろそろ美術館を後にします。
3時間歩き通しでヘトヘトですが、この後は渋谷へ椎名林檎ライブに向かいます。
その記事はまた後で。



kokubi


美術館前庭の「弓をひくヘラクレス」です。
影がカッコ良かったのでこちらの方がメイン。






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忘れた頃にやってくる読書メモ 1

読んだ本を記録しておこうと思いました。







一つの肉体を共有する双子が辿る、享楽と退廃の冒険談という内容です。
この作品はずっと昔に新聞で、ファンタジーノベル大賞になった記事を読んで知りましたが、ファンタジーがあまり得意でない私は、読むことはないだろうな~と思っていたものです。
登場人物の名前が「バルタザール」に「メルヒオール」!これだけで敬遠してしまいそう(なぜ?)なのでした。
しかし、ある日なぜか手元にこの本が!
読んでみたらあら不思議!面白い面白いでスイスイ読了してしまいました。
まるで外国の翻訳小説を味わっている感じです。
これが著者デビュー作なんてアンビリーバボー!まったくスゴイ作品でした。






女性という生き物が怖くなるお話が11篇の短編サスペンスです。
全てが悲劇的な終わり方ではなく、笑えるようなオチがついている話もあったりします。
乃南アサを読むのはこれが初めてですが、サスペンスになっていく過程の心理描写がヒリヒリと染み渡ってきます。
そういえば、いつぞや志田未来主演で「ウツボカズラの夢」というサスペンスドラマが放送されていましたよね。タイトルがもう不気味な予感。で、その原作が乃南アサなのです。






私が原田マハの小説を、この作品から入ったのは必然でしょう。
何しろ私はアンリ・ルソーの絵が子供の頃から大好きで、知らずに買ったポストカードがルソーだったくらいです。つまり、ルソーという画家の名前を知る以前からルソーの絵画に魅かれていたわけですね。
ちなみに初めて好きだ!と感じたのは家にあった画集の「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神」でした。
rousseau2018

これがルソーとの出会い。
青空に浮かぶ自由の女神と、下界にいる細かい人々の対比が子供心にとてもシュールで新鮮に映ったんですよね。
さて、小説の内容ですが、アメリカ人のキュレーターと日本人女性の研修者が、スイスでルソーの代表作「夢」に似た絵「夢をみた」の真贋を競うというもの。手がかりとして提示されたのはルソーにまつわる七章から成る物語で、その物語が作中作で書かれているので、読者は二つの物語を同時に読み進んでいく構成となっているのです。
一応ミステリー様子はあるのですが、全てが解明した時には大きな感動が待っていて、久しぶりに味わった、読み終わりたくない、いつまでもお話が続いて欲しいと思える小説でした。



そして一年経って、こちらの本がやってきました。


これも原田マハの美術小説(?)です。
今度のはマティス、ドガ、セザンヌ、モネそれぞれの物語です。
けっこう衝撃的だったのはドガで、踊り子の絵が有名な画家ですが、その背景にあるモデルの少女の境遇などに少なからず衝撃を受けてしまいました。彼が描いた踊り子達はパリオペラ座のバレリーナらしい。(「子ねずみ」と呼ばれていたならばあるいは生徒?)
全てはフィクションではありますが、そんな物語がリアルに感じられるのは、キュレーターでもある著者の、美術世界への造詣の深さが下地にあるからなのですね。また場景描写の文章が美しくて、画家の周りには常に美が寄り添っているものなのだとつくづく感じてしまいます。嗚呼ジヴェルニーの庭に行ってみたい!
物語に登場する絵画たちは、読みながらもすぐにスマホで調べられるので、より物語の世界を理解しやすいと思いますよ。(スマホって便利!)
この著者にはぜひぜひ今後も美術小説を書き続けて欲しいと思っています。
それにしても原田マハのお兄さんは原田宗典氏で、私はよく彼のエッセイを愛読しておりました。その中によく「妹」の記述が出てきますが、それがこの原田マハのことなんですよね~。なんだか不思議。あの「妹」が書いた本を今自分が読んで感動しているなんて(笑)




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GWに美味しいあれこれ

5月はもう春ではなく初夏なのですね。




gokinjonopark

近くの公園は緑が多く、ここでいつも四季を感じ取ります。







chowders

先日の「ニコニコ超会議」に行ったとき、待ち合わせの時間より早く着いてしまったので入ったクラムチャウダーのお店。
枝豆とホワイトのチャウダーをパンの器で浸しながらいただきました。
左のサラダはカップに自分で野菜を入れてサラダを作るのです。ジャーサラダの要領ですね。最後に蓋をしてシェイク。
私もこの間、サンフランシスコクラムチャウダーを作ってみましたが、アサリの缶詰って高い!




gwcake

ただGWだからという理由で作ったイチゴのショートケーキです。(直径18cm)
間には黄桃の缶詰をサンド。
生クリームも1パックだけだから、デコレーションもテキトーです。
無秩序にイチゴをドカドカ置いただけww
でも美味しい!それが大事!!






momoamazake

先月旅行した山梨のオルゴールの森美術館で購入した桃の甘酒です。
際立った桃の味ではなく、果実味を感じるスッキリした美味しさの、山梨こしひかりの甘酒。
冷やして飲む方が美味しいです。


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映画と小説で「ユリゴコロ」まみれな件



沼田まほかる原作の「ユリゴコロ」をDVDで観ました。
昨年公開の映画で、劇場で観ようと意気込んでいましたが叶わず、DVDになったとの情報を得てレンタルしてきました。
美紗子役が吉高由里子とのことで、「ぴったりじゃーん!」とあの時はキャスティングにホクホクしていたんですよね~
実際に吉高ははまり役で、彼女以外に考えられないくらいの出色の出来です。
NHKの朝ドラ「花子とアン」以来、あまり彼女の作品に接することがなかったのでしたが、この「ユリゴコロ」は期待以上の美紗子役でした。

ではここから映画の感想を。
ネタばれしてますので、これから映画や小説を読もうと思っている方はご注意を!


私は原作小説をずっと前に読んでいるので、どうしても映画に対する要求が高くなってしまうのですが、やはり今回も映画を観てから原作を読んだほうが良かったのかもと思わずにいられません。
一番の不満は、細谷さんの登場が原作と全然違ったこと。
ずっと前から亮介のそばにいたからこそ活きた最後の種明かしなのに、これで驚きと感動が薄れてしまった。
美紗子が整形していたのなら、初めからの登場で映画的によかったではないかと理解に苦しみました。
逆に亮介の父親役の俳優が、最初松山ケンイチの老いた特殊メイクなのかと思ってしまった。実際は貴山侑哉という俳優です。

映画の美紗子とみつ子のエピソードでは、リストカットのシーンが何度も出てくるので見ているのが耐えがたく、目を逸らしてしまいました。痛そうなシーンが大の苦手なので。


misakochan1
こんなこと言うんだもの・・・



映画と原作を読む順番としては、映画が最初の方が絶対に得なのですが、今回はそれができませんでした。
原作を読んだのはもう何年も前だし、すでに手元に本はありません。
「ユリゴコロ」の小説は沼田まほかるを知るきっかけになり、既刊の「九月が永遠に続けば」も読むことができました。観てないし読んでいませんけど、最近では蒼井優が主演の「彼女がその名を知らない鳥たち」も映画化されましたね。
後は短編の「痺れる」を読みました。調べてみれば「ユリゴコロ」が一番新しい著作だったようです。
新聞の宣伝で「ユリゴコロ」を知ることになった私ですが、「不思議な小説」と評していた作家の言葉通り、不思議な読後感の小説でした。美紗子の手記がひたすら暗く不気味で、貴志 祐介「黒い家」を読んだときと似た不穏な感覚に陥りました。
「黒い家」はホラーなので内容的には全く違いますけどね。(「黒い家」も映画を観てから原作を読んでしまった)
どちらも非常に怖い本です。
ですが、「ユリゴコロ」は怖さが最後は愛に変わってしまう。
そこが不思議な小説と評される所以なのです。



  





最後に素朴な疑問として、ヤクザを殺戮した細谷さん、女性一人で「いったいどうやったの!?」とみんな思ったはず。
たぶんこうなったのではないかと私は考えました。



hosoyasan

はい問題解決ですね。


この「ユリゴコロ」は過去ブログでもちょっと書いたことがありました。
タイトルだけで内容を妄想するシリーズをやっていた・・・


yurigokoro
こういうお話ではありません・・・

モデルは「世にも奇妙な物語 2014春の特別編」に出ていた「空想少女」の、のんと飯豊まりえです。
ちょうどドラマ観た後に描いたので。
ちょうど4年前のイラストなんだな~





最後に美紗子さんから一言
misakochan2 





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GWの前半は超会議

ゴールデンウィークが終わりましたね。
私は4月に旅行に行ったので、GWに遠出することはありませんでした。
過去の日記を見てみると、ここ3年ほどのGWでは、引越しをしたこともあって友達や親戚を招いたりすることが続いていました。
それ以前だと都内の公園でBBQを必ずしていた感じかな。(BBQは大好きです)


GW前半は幕張メッセで開催の「ニコニコ超会議」に行ってきました。


nicotyo1

わーい、初めての幕張!
幕張メッセって東京ビッグサイトと似てる。
展示会場なのであたりまえか。


nicotyo5

「キミの日常は、誰かの特別」
なかなか良いキャッチコピーです。
この巨大看板の下でポーズを決めて写真を撮る人がたくさんいました。(運営スタッフが写してくれる)



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超「#コンパス」ステージです。
私には何のことやらな世界ですが、「#コンパス 戦闘摂理解析システム」というゲームのキャラクターコスプレやライブを行っていました。超「ボーカロイド」エリアと共に、ものすごーく盛り上がっていました。


rinren

ボーカロイドキャラの鏡音リンとレンです。(これは人形)
リンは後で観ることになる「初音ミク&中村獅童」の超歌舞伎にも出演。




しかし、私のお目当ては隅っこのブースでひっそりと密やかに行われていた怪談ライブなのでした。
心霊写真のお披露目もあり、ゾッとして面白かった。


コスプレイヤーの方々を見るのも楽しみです。

nicotyo3 
少々ボケてしまいましたが、おなじみの「ランランルー」のドナルドとKFCのカーネル・サンダース氏。
そういえば、地味なスーツ姿の男性を見かけまして、何かと思ったら「孤独のグルメ」井之頭五郎のコスプレをしている方でありました。



nikotyo2 

これ人が入ってるの?すごいクオリティです。





mikushidoh

最後にイベントホールで古典歌舞伎と最新のテクノロジーが融合した超歌舞伎「積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)」を観ました。これが千秋楽。
初音ミクは小野小町の娘「小野初音姫」として登場です。
各役者への掛け声(大向こう)もどんどんやってくださいとのこと。「初音屋!」や、中村獅童には「萬屋」、八咫の鏡の精役の鏡音リンの時は「鏡屋!」で、技術提供のNTTの時の「電話屋!」には一番ウケました。私の前の席の男の子らが、微妙な声量で声掛けしていて微笑ましかった~。
会場のサイリウム効果も手伝って、ラストは「千本桜」でライブのような大盛り上がりで獅童もノリノリでした。
客席に飛んできた花吹雪の紙がちゃんと桜の花びら形でちょっと感動。


超会議も終了時間となり、会場を後にしましたが、心残りは超フードコートを利用できなかったこと。
特に「ネットからの差し入れ超カレー」が気になりました。
「カップヌードルの謎肉」もすごーく気になりました(笑)

若者だらけで圧倒されましたが、とても楽しいイベントでした。


GW後半は庭仕事や、実家に泊まりに行ったりしながら過ごしていました。
休みが続くと平穏な日常が恋しくなるものです。
みなさんはどんな連休でしたか?

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