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読書メモ4冊 友情と幻想と普通の定義

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先日も三浦しをんの小説「あの家に暮らす四人の女」を紹介しましたが、こちらはさながら「下町に暮らす二人の爺さん」というタイトルになるのかな?
幼馴染の破天荒爺さんの源二郎と几帳面爺さん国政の、人情と友情の入り混じったお話です。
この小説で「つまみ簪(かんざし)」という日本の伝統工芸を知りました。
荒っぽい気性で身なりもぶっ飛んでいる源二郎さんが簪職人なのですが、美しく華やかで繊細な女性の簪を誇りを持って作業する職人魂にはギャップ萌えします。実写化するなら泉谷しげるってところですかね?
源二郎の若い弟子の徹平が、どうしても星野源の扮する「うそ太郎」の姿に重なってしかたがありませんでした!



usotaroh2019
この「~っす」のセリフがね。
うそ太郎また演ってくれないものか星野源・・・










雑誌に紹介されていた小川洋子の小説。
タイトルから小川洋子さんの日記かと思われた読者多数。
中身も日記形式で綴られているし・・・(主人公は阪神タイガースファンだしね)
でも読んでいけば「まさか、そんなものが、夢?でも本当に・・・」となるにしたがって、「小説であったか!」となってしまうでしょう。
「苔料理専門店」の話は「世にも奇妙な物語」的な異世界に入り込んだ主人公のようで一番好きです。







芦辺拓の小説は初めて。
これは書店で手に取りました。
帯に「酒飲み書店員大賞受賞!」とあり、さらに「本の中にいつの間にか入り込む」というお勧めフレーズがあったので興味を惹かれたのでした。
あとは“ひらいたかこ”のカバーイラストかな。
とある古書店で本を買った客それぞれの連作幻想譚が語られます。こういうの大好き!
この本を読むちょっと前に、あるTV番組の中で「レビー小体病」の患者が見ている幻視についての映像を見ました。
つまりその場に無いものがあるように見える…それはまるで霊体験のように。
一時期よく聞いた「小さいおじさんを見た」もこの類かしら?とか考えてしまいました。
なので、この中の一編のお話はすんなり理解できたのでした。偶然といえば偶然ですが。







芥川賞受賞作にして18ヶ国語に翻訳されている小説です。
実は母から借りて読みました。
「王様のブランチ」のブックコーナーにも取り上げられたような気もしますが、ほとんど予備知識無く読んでみました。
本の帯に『「普通」とは何か?を問う衝撃作』とあります。
場所がどうあれ、組織に属していることは安心感も得られるものです。そこが居場所として組み込まれているなら、やりがいや生きがいにも繋がるでしょうし、一般にいうところの「普通」の人とは風変わりな主人公ですが、コンビニ店員という天職を見つけられたことは案外ラッキーな人生なのかもしれません。主人公がコンビニで段取りよく、テキパキと考え行動するシーンが好きです。とっても優秀。実際の店員さん達もそんな感じなのでしょうか?
主人公の子供の頃からの風変わりな言動、自分の周りにいたらやはり「普通の子」とは思わなかったでしょう。その件があったせいで、いつ問題解決の為に、「普通」ではない行動にうつしてしまうのかをハラハラしながら読んで、ちょっとしたサスペンスまで味わってしまいました。
ここでやたら自意識が高く打算しかないクズの見本のような男性が出てきますが、実はこちらの方が「普通」とは程遠くぶっ壊れていると思いました。最後はもっと痛い目を見て欲しかったな~
さて、私もよくコンビニを利用しますが、店員さん達は宅急便の受け取りもチケット発券もコピー機の操作等々なんでもテキパキと客の対応ができて感心します。数あるタバコの銘柄も頭に入っているのか瞬時に手に取りますよね。プロフェッショナルを肌で感じています。だから作品中でコンビニ店員を見下すセリフの部分には全く同感できなかったのです。






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