トラウマ映画「ヘレディタリー(継承)」は現代ホラーの頂点
「ヘレディタリー(継承)」は2018年公開のアメリカのホラー映画です。
数ヶ月前近所のTSUTAYAに行ったとき、推しホラー映画として紹介されていたのを見たのが最初の出会い。
棚のコーナーに架かった宣伝POPには主人公の絶叫顔がドーンと出ていて、「現代ホラーの頂点」とか「ホラーの常識を覆した最高傑作」等、メディアがべた褒めのコピーが並んでいました。
よくB級ホラーだの低予算ホラーだのこき下ろすレッテルは多いものですが、この「ヘレディタリー」においては米メディアの評価が軒並み高い。
これはソソられますよね。観るっきゃない!
TSUTAYAでは昨年は同じように「ゲット・アウト」というホラー映画を推していて、釣られてレンタルしてみたらとっても面白い映画だったことがあるのでまたノッテみたわけです。
つまり、おススメされる映画というものは、それなりのレベルなわけですね。
それなのに私はレンタルで「ヘレディタリー」を借りなかった。
姑息にもWOWOW放送を待つことにしたのです。(しかしタイトルはしっかり暗記)
待つこと数ヶ月、ついに8月に放送がありました。
1回目放送日を忘れて2回目の放送を録画。
そしてついに視聴・・・
おーっと、これはwww
映画館では観られない怖さでした。
お家鑑賞にしといて良かった!(基本的にホラーは家で観る派ですが)
でも傑作には違いない。何度も観たくなる。
オーストラリアの映画館では「ピーターラビット」を観に来た子供たちが、手違いで「ヘレディタリー」の予告を観るハメになり、ちょっとした事件になったそうです。
「ヘレディタリー」はホラー映画というよりもオカルト映画でした。
死んだ母親から受け継いだ「何か」のせいで、娘一家が恐怖のどん底(この言い回し好き)に突き落とされる物語です。
まず前半で最悪な事件が起こり、中盤は精神的な苦痛や家族の葛藤、さらに奇妙な現象がジワジワと迫ってきます。
クライマックスは畳み掛けるようなショッキングシーンの連続で、ラストは印象的な音楽の中で晴れ晴れ(?)とした邪悪さで終わります。
オカルト映画のこういう終わり方好きです。結末の先にある展開を想像してしまう。
さらに二度観れば、散らばった細かい伏線が理解できてより楽しめるでしょう。
役者については、母親役のトニ・コレットの絶叫の表情が話題になっていました。
眼力ならぬ顔力です。
対して娘のチャーリー役の少女は普通顔が怖い…。(撮影当時は15歳だったらしい)
チャーリーが彼女の存在を知らせる音として効果的に使われる「コッ」という音が怖さ倍増してくれます。
殺人鬼や異常者の恐怖と闘うホラーより、断然超常現象的なものに翻弄されるものの方が好みの私には、久しぶりに保存しておきたいオカルトホラー映画となりました。
WOWOWでは「W座からの招待状」という映画放送枠で、小山薫堂氏とイラストレーターの信濃八太郎氏が映画のあらすじと感想を語るのですが、それが面白くて次回(前述の「ゲット・アウト」も放送される)の映画の感想も聴きたいな。
「ヘレディタリー」鑑賞後は、こんな感じの薫堂さんでした。
私は蟻のたくさん出てくる、とあるシーンで目を閉じました…
数ヶ月前近所のTSUTAYAに行ったとき、推しホラー映画として紹介されていたのを見たのが最初の出会い。
棚のコーナーに架かった宣伝POPには主人公の絶叫顔がドーンと出ていて、「現代ホラーの頂点」とか「ホラーの常識を覆した最高傑作」等、メディアがべた褒めのコピーが並んでいました。
よくB級ホラーだの低予算ホラーだのこき下ろすレッテルは多いものですが、この「ヘレディタリー」においては米メディアの評価が軒並み高い。
これはソソられますよね。観るっきゃない!
TSUTAYAでは昨年は同じように「ゲット・アウト」というホラー映画を推していて、釣られてレンタルしてみたらとっても面白い映画だったことがあるのでまたノッテみたわけです。
つまり、おススメされる映画というものは、それなりのレベルなわけですね。
それなのに私はレンタルで「ヘレディタリー」を借りなかった。
姑息にもWOWOW放送を待つことにしたのです。(しかしタイトルはしっかり暗記)
待つこと数ヶ月、ついに8月に放送がありました。
1回目放送日を忘れて2回目の放送を録画。
そしてついに視聴・・・
おーっと、これはwww
映画館では観られない怖さでした。
お家鑑賞にしといて良かった!(基本的にホラーは家で観る派ですが)
でも傑作には違いない。何度も観たくなる。
オーストラリアの映画館では「ピーターラビット」を観に来た子供たちが、手違いで「ヘレディタリー」の予告を観るハメになり、ちょっとした事件になったそうです。
「ヘレディタリー」はホラー映画というよりもオカルト映画でした。
死んだ母親から受け継いだ「何か」のせいで、娘一家が恐怖のどん底(この言い回し好き)に突き落とされる物語です。
まず前半で最悪な事件が起こり、中盤は精神的な苦痛や家族の葛藤、さらに奇妙な現象がジワジワと迫ってきます。
クライマックスは畳み掛けるようなショッキングシーンの連続で、ラストは印象的な音楽の中で晴れ晴れ(?)とした邪悪さで終わります。
オカルト映画のこういう終わり方好きです。結末の先にある展開を想像してしまう。
さらに二度観れば、散らばった細かい伏線が理解できてより楽しめるでしょう。
役者については、母親役のトニ・コレットの絶叫の表情が話題になっていました。
眼力ならぬ顔力です。
対して娘のチャーリー役の少女は普通顔が怖い…。(撮影当時は15歳だったらしい)
チャーリーが彼女の存在を知らせる音として効果的に使われる「コッ」という音が怖さ倍増してくれます。
殺人鬼や異常者の恐怖と闘うホラーより、断然超常現象的なものに翻弄されるものの方が好みの私には、久しぶりに保存しておきたいオカルトホラー映画となりました。
WOWOWでは「W座からの招待状」という映画放送枠で、小山薫堂氏とイラストレーターの信濃八太郎氏が映画のあらすじと感想を語るのですが、それが面白くて次回(前述の「ゲット・アウト」も放送される)の映画の感想も聴きたいな。
「ヘレディタリー」鑑賞後は、こんな感じの薫堂さんでした。
私は蟻のたくさん出てくる、とあるシーンで目を閉じました…