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本の備忘録 とにかく記録しておく件


前にも紹介した「こわれもの」「彼女は存在しない」の著者の小説です。
読んだのは随分前。
自然と血液が体内で溶ける「溶血」を発症して死亡した女性をめぐるミステリーです。
文庫の厚さそのままに読み応えもあっておもしろかった。



大好きな作家である吉田篤弘の、穏やかでいてちょっと切なさも感じる物語です。
百貨店の寝具売り場で働く、少々浮世離れした「小さな男」と、ラジオのパーソナリティを勤める女性「小さな声」が交互に語り手となり、少しずつ自分の人生に優しい変化をもたらしていく様子をしっとりと描いています。
最後の方に、やっと語り手の二人がラジオを通して接点を持つのですが、ラジオってロマンティックなツールなんだな~と改めて思ったりしてしまいました。

いつもベッドで本を読みながら寝る私です。現在も吉田篤弘氏のとある小説を読んでいる最中なのですが、その本がどうも難しくてなかなか内容が把握できない。挫折目前です。最近吉田篤弘本を立て続けに読んでいただけに焦ってます。むむむ…





数年前の日テレの「世界一受けたい授業」で紹介されて知った本です。
TVで扱われた部分などはなるほどと思いつつ読みましたが、けっこう途中途中で疑問に感じるところがありました。
たとえば勉強しない子供に対しては、勉強するしないは子供の課題だから親は土足でそこに踏み込んではいけない、ただし、勉強する気になるのなら援助の用意があることを初めに伝えておくというもの。子供でなくとも、家族の持つ問題は家族それぞれの課題だから自分が過度に注目して介入することはしない、ただし援助する用意があることはあらかじめ伝えておくというものです。言いたいことはわかるのですが、問題を抱えた相手が自ら解決に向けたアクションを見せない限りは、永遠に問題は継続していくわけですよね?そこで家族を信じることが「あなたの課題」とか、なんだか腑に落ちないな~。自立とか個人を第一に考える国の人には有効だと思いますが、日本人に果たして当てはめられるのか?と考えてしまったのです。まあアドラー自信が「個人心理学」を提唱する人なので書かれていることには納得はしますけど。

香里奈主演で2017年にはドラマにもなりました(観ていなかった)。香里奈が刑事役で、アドラーの教えを唱えながら事件を解決に導く役柄です。「庵堂蘭子(あんどうらんこ)」という役名ですが、アドラーをもじった事は明白なのであります(笑)アドラー心理学を実践しているので孤高にして一匹狼。まあ自然とそうなるでしょうね。私はアドラー心理学を行動に移したら自分の人間関係崩壊すると思ってます。理論上はカッコイイけど自分にはそぐわない。




kirawareru




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