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本の備忘録 美少女には不幸が似合うのか

本来なら「テーブルウェア・フェスティバル2020」の記事を載せたかったんですが、なんら写真を見返す時間が無く、前に書いた本の記事を加筆転載します。






美少女や美少年が登場するお話が嫌いな人はあまりいないと思われます。
多分にもれず私も大好物なんですが、いかんせん、この小説の美少女は悲惨な身の上過ぎてやりきれなくなってしまいます。
物語は一人の美少女に関わる人々の繋がりが、おぞましい事件の中で徐々に明らかになっていく連作短編方式です。
人を狂わせるほどの美貌を持つということの不幸性が、周りの男達の凄まじいエゴと性癖の中で浮かび上がり、途中読むのがつらくなるほどでした。
家族でさえ父親という男の存在がある限り、少女の安寧の地はどこにもない、孤立無援の生き地獄、少女にとっては世の中の男が全て敵に見えていたわけなのですから。
しかしそんな中で出会った一人の少年。
少女の光、心のよりどころであり、生きる力になる存在のその少年が、また少女と同類の美貌ゆえ大変な不幸を背負っているわけなんですが、少年の受けるあまりにも惨い仕打ちに本を投げ飛ばしそうになってしまいました。
「もうホント、ここで読むのやめようか…」
フィクションでも心にダメージを受けてしまうことって、たまにあるんですよね。
自分が選んだ本なのだから最後まで付き合うことが本望なことはわかっているのですが。うう…
この美しき二人の少年少女が救われることを期待しながら読み進めることにしたのです。

harugurui







「春狂い」の後に読んだ、同じ著者である宮木あや子の少女小説。
ちょいと百合要素あり。
ワケありの資産家の娘だけが入れる陸の孤島のような全寮制の女子大で、食べ物も衣服も時間も自由なのに、外の情報に触れることは禁止されているという設定にそそられて読みました。(設定にそそられるのは本を選ぶ際には健全なことですよね?ね? )
テーマパークの中のお城に住む、美しい少女達の物憂い日常から生まれた愛憎劇といった内容です。
行動範囲のほとんどが寮の中なので、その閉鎖された空間の中からジワジワドロドロと浸食してくる人間関係に息苦しくなってしまいました。宮木さんは私を苦しめる作家のようです。
宮木あや子の本はまだ3冊程しか読んでないけれど、軽い気持ちで読み進めると途中必ずガツンと来るのですよね。
ただ、ちょっと笑えたのが、少女の一人が周りからの情報の無さから「今の横綱が誰かわかる?」と別の少女に問うシーン。
(;・∀・)ハッ? なぜ横綱???
「今の総理大臣は誰か?」ならわかるけど、横綱って…( ;∀;)モンゴルばっかだよー






amenotou






あともう一冊宮木あや子の本では映画化もされた「花宵道中」も読みました。
吉原遊女の官能的な悲しい物語ですが、上記の本よりはすんなり読めた感じです。





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