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本の備忘録 百田尚樹で二冊

books20215


久しぶりの読書記録です。





日本と日本人に向けた痛烈な政治色の強い寓話でした。
ツチガエルの住む、楽園のような土地(日本)にたどり着いた二匹のアマガエルが、実はそこがおかしな決まりを忠実に守るおかしな国だと気が付いていく過程の物語です。
楽園を乗っ取ろうとしているウシガエルがどこの国か、ウシガエルの脅威になっている鷲はどの国か、ウシガエルを必死に追い払っているツチガエル3兄弟の存在などなど、日本人なら誰にでも思い浮かぶことでしょう。
憲法記念日に憲法改正に賛成か反対かなんてアンケートが紹介されてましたが、いまだにそんなことを聴いている時点でこの国の将来が危ぶまれます。
私は憲法改正には大賛成。
憲法といえど、時代に即したものにしていかないと国が必ずおかしなことになります。
いまだに九条があれば日本はどこからも攻撃されないし、戦争に巻き込まれないと考えているのなら、この本は良い教科書になると思いますよ。(九条を信じながら死んでいったツチガエルが哀れすぎる)
この「カエルの楽園」は、朝〇新聞他、アッチ系の方々がひどく憤ったということですが、日本の現状と変化を拒否したことからおとずれる悲惨な未来を回避したい方は、本書をぜひ読んでおいた方がいいですよ。







本書まえがきの日付が2020年3月になっているので、まさにコロナ禍に書かれた「怒りの長い長いまえがき」なのでした。
ここだけ新型コロナに対する政府や野党議員のふがいなさを列挙し嘆いているので、同じことを思っていた自分にはとてもタイムリーに納得しながら読めました。
でも、本文からはニュースやりワイドショーネタの「日本人のバカな行動見本市」のような内容が続くので、途中から飽きてしまいました。
百田さんの見解はとっても鋭く痛快なものですが、小さなセコい「バカ」についてまで私は文章で読みたくないんですよね~
バカネタはちょっともうお腹いっぱいです。



百田さんの本では他に「永遠の0」を読んでます。(数年前に映画を観た後に読んだ)






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