春夏秋の連続ドラマの感想を総まとめ
春ドラマ時期の頃は放送が夏にずれ込んでどうなることやらとハラハラしておりました。
今年は朝ドラも含めて放送日程がめちゃめちゃですよね。
とりあえず、春~夏~秋に観てきたドラマの感想は書いておかねばと思いました。
1.BG~身辺警護人~ テレ朝
「誤差無し」でお馴染みのこのドラマは前作がありましたが、今回特に2とか付いてない。
聞くところによれば令和の「相棒」シリーズを目指しているとかいないとか。
主人公の木村拓哉演ずる島崎BGは初回から組織を出て独立します。
相棒はもちろん斎藤工演ずる高梨で、この二人のコンビが前作同様にとっても好き。バディものは刑事以外でも面白いですよね。
仕事に恋愛を持ち込んでほしくなかったのですが、それよりも高梨と菅沼(菜々緒)のカップリングは似合わないな~と。
それにしても7話で終わったのが悲しかった。
コロナのせいで、これ以上撮影が延びるのはキムタクのスケジュール的に無理だったのかな~
大物芸能人さんらはスケジュールを抑えた時点からギャラが発生するそうなので。
さて、物語の中で今回は島崎と、いつも治療を施してくれる笠松医師(実は未亡人)がいい感じになってきてました。
前作では離婚した妻(山口智子)も登場しましたが今作ではすっかり過去の人。
でも自分的には笠松医師(市川美日子)との関係もこれ以上進んでほしくないんですが。
このドラマに関しては恋愛シーン「いらね」と思ってしまう。
キムタクが出るからにはそうもいかないですかね?一般視聴者は恋愛シーンがなくては納得しませんか?
島崎の息子も笠松医師のことは認めてるからな~シリーズが続くなら結婚しちゃうかな~それならそれでもいいよ。
2.ハケンの品格 日テレ
前作ももちろん観てました。
それにしても、スーパー派遣大前春子(篠原涼子)がまた同じ会社に派遣されてくる設定だとは思いませんでした。
でも今作も各エピソード面白かったです。
大前春子は寝不足に弱いこともわかりました。
でも里中課長って本当のところ大前春子のことを絶対に好きだと思うんだけど、東海林さんに遠慮してるのかしら。
東海林さん役の大泉洋は相変わらず面白かった。あのノリは誰にも止められないww大泉さん大好きだー!!
で、新人派遣の女性に吉谷彩子がいましたが、彼女は今年、いろんなドラマにも出ていますね。
昨年の「グランメゾン東京」で初めて知った女優さんでしたが、この「ハケンの品格」の他にも「SUITS2」、「探偵・由利麟太郎」にも出演でした。
それで最終回の大前春子の終わり方がなんだか意外過ぎて私にはいまいちでした。早く演歌歌手は廃業して次の瀕死の会社を立て直してもらいたいものです。
3.私の家政夫ナギサさん TBS
最初は観る予定ではなかったドラマでした。
でもコロナ禍で、コメディタッチの明るいドラマを欲していた自分。
観てみたらナギサさん可愛いし(おっさんなのに)、多部ちゃんは相変わらずそのまんま可愛いし、瀬戸君も優等生風ヘンゼルで可愛いし、みんな可愛い人だらけで最後まで楽しみました。
「北斗の拳」のセリフや漫画のシーンがあらゆる場面に出てくるのがけっこう好き。
そうだ、肥後医師は今度こそまぎれもない有名バレエダンサーですよ。(前に間宮祥太朗がバレエダンサーだと勘違いした前科があるので)
漫画原作のドラマということで、ちょっとどんな漫画なのかなとネットで見てみたら、ナギサさんがドラマよりもクールなおじさんのようで想像と違った。まあその辺はいいけど。
タイトルも原作の漫画は「家政夫のナギサさん」なんですね。でも「私の」が付いている方が興味を惹かれるタイトルなことに気が付きました。
本音を言うと、私はナギサさんとメイが結ばれる結末は絶対に無しにして欲しかった。
ナギサさんがメイに好意を持ちはじめたシーンもな~んかイヤでした。
初めは「お母さんになりたかった」ナギサさんが、雇い主への男性目線になることに抵抗があったんだと思います。家政夫は仕事ですが、最初から「理想のお母さん」のように家事が完璧で優しいナギサさんだったから、自分的にはずっと家族(母親)目線のままでメイを見守って欲しかったんですよね。だってメイは本当に、異性として、男性としてナギサさんを見ていたのか大いに疑問だったし。
そもそも私は家族的な関係だったところに恋愛が生まれる展開がめちゃめちゃ苦手。ましてや今回は年の差婚というハードルもあったし、ナギサさんには悪いけど、若い女はこの先大変よ?
原作はまだ連載中だから、ドラマの都合上、多少強引に結婚までさせたのでしょうけど、とにかく唐突婚でした。
総集編+特別編では一緒に夫婦として生活しているようでしたが、あれはどうなんすかね?
一応視聴率は良かったようで、それはそれで嬉しいですけど。
多部ちゃんは相変わらず可愛くて、実生活で結婚したと報じられた時はガックリ…みんなの多部ちゃんでいて欲しかったな~、って無理な話(笑)
4.半沢直樹 TBS
もう毎週楽しみで楽しみで。
日曜は録画して月曜の朝に一人でじっくり観るのが定番になっていました。
前にここでもイラストと一緒に紹介しているので長々とは書きませんが、最後までハラハラとしながら最終回でスカーッ!
私には大いなるカタルシスドラマなのでした。
詳しくはコチラ ↓
「半沢直樹」の不可思議な点
「半沢直樹」の原作タイトルがボディブローのように効いてくる件
「半沢直樹」における花(妻)とはいったい…
5.MIU404 TBS
楽しみなドラマでした。
綾野剛と星野源のダブル主演で菅田将暉も出てたし、すんなりいかないドラマだろうなとは思っていたし。
綾野剛のドラマも映画もあまり遭遇しない私ですが、今回の伊吹藍役が観られて得した気分。
麻生久美子は「時効警察」以来でしたが、管理職のデキる女役がピッタリです。
一番心震えたエピソードは元ミムラの美村里江がゲストの回なのでした。
MIUは家政夫ナギサさんの最終回で一瞬コラボさせていました。(「アンナチュラル」ともコラボっていたな)
星野源つながりでいうと、Amazonプライムビデオで遅ればせながら「逃げ恥」を観ました。
これで新春スペシャルに乗り遅れずにすむ!
6.SUITS2 フジ
シーズン1もしっかり観ていたので2も楽しみにしていました。
2話までは放送して3話目から撮影ができずに延期になったドラマです。
再開してなんだかんだしっかり最終話まで放送してくれて良かった。
元はアメリカの人気ドラマです。(シーズン1の1話目だけ観たことがある)
弁護士事務所でのお話ですが、主人公(織田裕二)の裁判シーンがメインではありません。
ほとんどが裁判になる前に示談が済んだり、訴えを取り下げたりで解決してしまう。裁判を回避するのが弁護士としての腕の見せ所ともとれます。
そういえば、このドラマは主人公のプライベートがあまり出てこない気が…最近の流行りなんですかね?
織田裕二と同じ弁護士事務所で働く蟹江役を小手伸也。この方はめちゃめちゃ器用に曲者である弁護士役を演じておられました。仕草や表情が一番うまいし面白かった。それに憎めない愛すべきキャラクターだったな、蟹江貢というのは。
小手さんの当たり役でしょう。
あと主人公の有能な秘書役の中村アン!
この人は今年も有能な女性役で私の前に現れてきました。美人でおしゃれで頭が良くて、主人公のことをたぶん好きなはず。
私はファーム(弁護士事務所)の経営者である幸村さん(鈴木保奈美)のファッションを観るのが楽しみでもありました。
鈴木保奈美は子育ても終わったようで、ドラマ出演が続いています。
彼女は「35歳の少女」で柴咲コウの母親役で出演していましたが、実は娘の看病以外の時間ではSUITSの幸村代表として昼間働き、帰宅すると「365日の献立日記」(Eテレ火曜夜放送)で「貞子さん」と呼びかけながら夕食のメニューを作っている人では?と妄想して楽しんでおりました。
7.おカネの切れ目が恋のはじまり TBS
松岡茉優は初めての連ドラ主演で、その相手役が三浦春馬でした。
知っての通り、三浦春馬は亡くなってしまいました。
辛いかもと思いながら1話目を観てみましたが、主人公の設定と、三浦春馬はじめ周りのキャラクターが面白く、引き込まれて楽しく観ることができました。
放送が始まる前から4話で終わることを知っていたので、どんな風に最終回を迎えるのかドキドキしてましたが、その辺は脚本をなんとか変えて乗り切ったようです。出演者の方々も大変だったことでしょう。
でもやはり彼が最終回にきちんと姿を見せることなく終了したのは、かえって春馬不在を突き付けられたようで切なかった…
他のドラマはわからないけど、ドラマは3話くらいは余裕で撮りためているものなんですね。
8.アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋 フジ
石原さとみ主演の薬剤師が刑事に?なーんてね。昔は「スチュワーデス刑事」なんてドラマもありましたからね~まったく関係ありませんが…
きちんと病院の薬剤師さんが主人公のヒューマンドラマです。
私ははじめ、薬剤師のドラマと聴いて、街の調剤薬局に勤める薬剤師の物語なのだと勝手に想像してましたが、大きな病院の薬剤師なのでした。これも漫画が原作らしい。
登場人物それぞれが切実な問題を抱えていて、石原さとみを軸に解決されていく展開です。
薬剤師の仕事というものも興味深く観ていましたが、あんなに毎日忙しいなんて!働き方改革はどうなっているのか?
そしてここの石原さとみの主人公もプライベートが謎です。「アンナチュラル」の時もだったよね。私生活が謎。帰る家があるのか?無いのか?
このドラマに出演予定だった清原翔の病状回復を切に祈ります。
9.キワどい2人-K2-池袋署刑事課神埼・黒木 TBS
山田涼介と田中圭主演の刑事ドラマ。
コメディ色が強いのかと思ったら、けっこうシリアスな部分も多くて意外でした。
田中圭は前述の「アンサング・シンデレラ」でも薬剤師役で血も吐いたりしていたら、今度は刑事か~と…
このドラマは最終回まで観たのですが、2話目を録画忘れて観てませんでした。
犯人は中盤で大体予想できてしまいますが、物語自体は要所要所でひねりがあったり、一話完結っぽいのもあって良かった。
山田涼介のドラマを観たのは初めてかな?
あんな可愛い男の刑事さんが居るわけがない!ファンタジーです。
10.危険なビーナス TBS
高視聴率で終了した「半沢直樹」の後ドラマとして放送されたミステリー。
東野圭吾原作なので見始めました。
初めの方は全然面白くなかったな~
そもそも推理ドラマを10話くらいまで引っ張るのはだるくないですか?
2時間ものとしてコンパクトにまとめた方がテンポよくできると思うのですが。
犯人は1話目でなんとなく想像できてしまいましたよ。この役者がこんなチョイ役である意味は?とくるとどうしてもね~
そういう見方はある意味損です。わかってます。
そして吉高由里子の正体もなんとなく中盤に想像できてしまった。
それに毎回毎回、斉藤由貴が浴槽で死んでいるシーンをこれでもかというくらいに何度も使い回している。一体あの場面を何回見させられたのか。
まあそれはいいとして、ひそかに斉藤由貴ファンの私。控えめなおっとりふんわりした演技が好きです。
「SUITS2」の秘書役の中村アンが、ここでは動物病院の有能な看護師として登場してました。そして主人公(妻夫木聡)のことを好き。
ディーン・フジオカも出演して、なかなかの悪党役を好演。(シャーロックはまだか)
思い返せば秋ドラマで唯一観ていたのがこの「危険なビーナス」でした。
次回は朝ドラ「エール」の感想など。