途中で観るのをやめたドラマとその理由
昨年いろいろとドラマを観てきましたが、途中で観るのをやめたドラマが数本ありました。
順不同に書いていきます。
1.DIVER - -特殊潜入班 - フジテレビ
主演:福士蒼汰
元犯罪者で能力を買われて潜入捜査官になった男が、手段を選ばない方法で悪を倒していく物語です。
知らなかったけど原作が漫画です。
1話だけ観て、後は録画が溜まってしまい、結局観る時間がとれずに消去。
凶悪な福士蒼汰に惹かれるものがありましたが、徐々にどうでもよくなってしまった。(スマン)
福士蒼汰君は「ヘブン?」以来だったので、そのギャップも楽しもうと思ったんですけどね~
今はNHKの「明治開化 新十郎探偵帖」が明治のシャーロック・ホームズのようなお話のようなので、明治時代の雰囲気を楽しみながら観ようと3話目から録画。(1,2話は見逃している)で、3話をまだ観てなくて4話は録画忘れて5話を録画…
またダメかもしれん…
2.35歳の少女 日テレ
主演:柴咲コウ
10歳の時に不慮の事故で25年間病院で眠り続けた少女が35歳に目覚めるが、心は10歳のままで、周囲の人と戸惑いながらも現代社会を生きていく物語です。(たぶん)
これも1話だけ観て録画が溜まってしまい消去と相成りました。
あらすじだけ読むと面白そうだったのですけどね~
このところ、よほど観たい!と思わない限り「このドラマの為に1時間を捧げるべきだろうか?」と、かなり時間にシビアになってます。他にしなければならないことが多いせいです。
3.極主夫道 日テレ
主演:玉木宏
最強の元極道の男が専業主夫になり、家族と町の為に働くホームコメディです。
ドラマ化のニュースと、不死身の龍の役を玉木宏が演ると知った時は盛り上がってたんですがね~
これも1話目だけ観てテンション下がり、2話目以降は録画だけしていて、ドラマはドラマとして楽しいかも!と思ってある日2話目を観てみようとしたら、婦人会会長のMEGUMIが他の主婦とゴタゴタを起こしそうな原作に無いシーン。
ここまで観てそっとリモコンを手に取り、「全消去」。
前にもここに不満タラタラ書いてますが、やっぱりダメでした…
原作を愛するあまり、何から何まで改悪に見えてしまってドラマを楽しむどころじゃない!
もしやドラマにおけるコメディが楽しめない体質になったのか?ラブストーリーも楽しめないし、救いはミステリーかサスペンス系か。
今年アニメ化らしいので、そちらに期待。
4.美食探偵明智五郎 日テレ
主演:中村倫也
美食を愛する探偵明智五郎が殺人鬼と化した女性(小池栄子)と対決する物語。
なんてやる気のない紹介…
1話目だけ観て、あとは最終回近くまでは自動的に録画していたと思われる。
中村倫也は年末「岸辺露伴は動かない」にも出演していました(高橋一生主演)。そちらのドラマはめっちゃ面白くて保存版にしてます。
ミステリーなのに観る気が起きなかったのは、1話目を観ての感想がイマイチで、その後原作は漫画のようだとネットで知ってしまったからかもしれません。(漫画もチラリと見てみた)
原作者が人気作を描く方でも、殺人を扱う探偵ものは畑違いでは?と自分の期待値に届かないだろうと傲慢な判断をしました。
5.探偵 由利林太郎 フジテレビ
主演:吉川晃司
全5話という短いドラマです。
打ち切りというわけではなく、元々5話らしい。
このドラマは観るのを止めたわけではなく、3話まで観ていたところ、家のブルーレイレコーダーを買い替えたせいで、リビングで観られなくなってしまっただけ。
書斎に移動したデッキには未視聴の4,5話が入っているので、ゆくゆくは2階のテレビで観るつもりです。
吉川晃司が先端恐怖症の名探偵を演じてます。
尖ったものが怖い設定なので、スタイリッシュに避ける練習を積んだと思われる動作に萌えます。
エンディングに流れる吉川氏作曲の「焚き火」はスキャットで渋く決めてる名曲ですが、この曲を聴くと彼はイギー・ポップとかバウハウスのピーター・マーフィーとか、ダークでアンダーな声のアーティストが好きなんじゃないかな~と勝手に想像しています。
6.恐怖新聞 テレビ東京
主演:白石聖
ある日、不幸を予言する恐怖新聞が女子大生の元に届く。
自分の親が新聞の予言通り死んでしまったり、防ごうとした事件を読み違えて防げなかったりと、周りで悪夢のような出来事が次々起きていく。しかもこの新聞を読むと100日寿命が縮まるホラー系ルールも忘れてはいけない。
ジャパニーズホラーの金字塔「リング」を監督した中田秀夫が、深夜のホラードラマを監督するというので観てみました。
この「恐怖新聞」はつのだじろうの漫画で子供の頃読んだことがあります。(あと「うしろの百太郎」もね)とにかく怖かったけど面白かった思い出があります。
このドラマ版「恐怖新聞」はホラー好きの私にはうってつけのドラマですが、これはなぜ途中から止めたのかわからないんですよね。(それこそホラーだ)
坂口涼太郎が絶対騙されて連れてこられただろ!と断言できる異質さを放っていたせいなのか、ホラー系の似合わない黒木瞳のせいなのか、よくわかりません。恐怖描写も手抜かりなかったのにな~。
今度再放送があれば続きを観ようと思います。
7.アンという名の少女 NHK
ご存じ「赤毛のアン」のドラマ化です。
これは2話まで観たドラマです。
なぜ止めたのか?
だって「裏赤毛のアン」「ダーク赤毛のアン」という代物だったから。
もちろんあのアン・シャーリーが孤児院からグリーンゲイブルスに引き取られて運命を切り開いていく物語には違いないのですが、ただのドラマ化ではなく、現代にも通じる社会問題を扱ったお話づくりをしているようなのでした。なんておせっかいなことでしょう。
1話目からな~んか変?な感じはしていました。
内気なマシューが馬をカッ飛ばしてアンを孤児院まで捜しに行ったり、アンが詩の暗唱でお金を稼ごうとしていたり、原作とかなり違う。
それでもまあ脚色ってものかな?と思いながら2話目までは観ていたわけです。
Wikipediaを見てみればわかるのですが、こんなことが書いてありました。
著名な原作に基づいてはいるが、過去の映像化作品と比べてやや暗いストーリーが描かれる。アイデンティティ、偏見、いじめ、アウトサイダー、受容、人種差別、同性愛、先住民迫害、女性の自立などの現代的なテーマが追及され、新たな登場人物とストーリーが追加されている。製作者のモイラ・ウォリー=ベケットは、主人公のアンをフェミニストであると述べている。
まったくよけいなことを…
だから「赤毛のアン」ではなく「アンという名の少女」なのか!と腑に落ちたものの、私の好きなあの物語そのもののドラマではないことを知って一気に観る気が失せてしまったのです。
なぜ「赤毛のアン」は忠実な連続ドラマで制作されないのか?
映画化は何度かされていますが、2時間という枠にはどうしても収まらないエピソードというものが出てくる。
原作者のモンゴメリの別の作品は連続ドラマでNHKでも放送されていたのに、なぜ「赤毛のアン」だけがそうならないのか?
プリンスエドワード島は現存しているからロケに困ることがないし、アン・シャーリーの物語は日本では今も人気があるはず。(アニメも素晴らしかった)
それにもったいないことに、「アンという名の少女」のアン役の女優が、原作そのもののイケてなさなんですわ。
映画化の女優は赤毛でも、容姿に問題があるなんてこれっぽっちも感じさせない、いつも可愛いルックス。
だから今回のアン役は歴代最高レベルの原作ぴったりのアン・シャーリーだと私は思って期待していたのです。
マシューもマリラも(特にマリラは)文句なくヴィジュアル合格の素晴らしさ。嗚呼もったいない!
驚くのがこの「アンという名の少女」は、今回放送の分ではまったく完結していないという~
シーズン2~3と続いていくドラマのようなんですが、NHKで放送されるのかは定かではないし、カナダの放送局がNetflixとのゴタゴタでシーズン3で打ち切りになったことがWikipediaに記述されている…つまり3以降は放置状態。
シーズン1~3のあらすじをざっと読んでみましたが、清らかな原作がもの凄い展開になっていて驚愕なのでした。
「シャーロック」は許せても「赤毛のアン」の聖域だけは許しませんよ私は!
とまあ、そういうわけで「アンという名の少女」は私の前から2話で霧散していったのでした。チャンチャン
連続ドラマを最後まで観るか観ないかの境界は、「翌日にすぐ再生して観るか」に尽きると思い至ったのでした。
年末に放送した「岸辺露伴は動かない」は三夜連続放送のドラマでしたが、前夜録画したものを翌朝すぐに再生視聴。
現在放送中の綾瀬はるかと高橋一生の「天国と地獄」も翌日月曜の朝に再生してるし、WOWOWで始まった小林聡美の「ペンション・メッツァ」も翌日の朝には再生。
これですよ。
毎週楽しみにして、翌日すぐに再生して観たいかどうか。
そうなると現在録画済みの3つの某ドラマの運命やいかに…
とりあえず一話目を観てみよう。