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西村玲子さんは自分の暮らしと共にあった

イラストレーターでエッセイストの西村玲子さんの訃報を3月24日の朝刊で知りました。
その時はかなりショックでしばらく放心していました。
亡くなったのは2ヶ月も前だったらしい。
病気をされていたことは知っていたけど、その後も本が出版されていたので回復したものだとばかり思っていたのです。


玲子さんの著作を私は数多く持っていて、日常ですぐに手に取れる場所につねに置いてあります。
生活の中の物に対するこだわりや考え方、楽しむ方法など参考にすることが多く、本や映画が紹介されていれば自分もそれを読んでみたり観てみたりと、暮らしにおける師匠(?)のような存在でしょうか?


西村玲子さんを知ったのはずいぶんと昔、読売新聞の家庭版に「暮らしの色鉛筆」というイラストエッセイが載っていて、いつも楽しみにしていたのです。
私の母も玲子さんが好きで、「くらしの色えんぴつ」が書籍化になればすぐに購入して、一緒に読んでいたものです。(それは私の手元にある)

例えば「くらしの色えんぴつ」の中で、初めて「マドラスチェック」という柄を知りました。
マドラスチェックとは、インドにあるマドラス地方が発祥のチェックで、夏用のシャツに使われる印象。
どの家庭でも一枚はありそうです。(シャツに限らず)
その本の中で玲子さんが描かれたパジャマやカーテン、ベッドカバーや子供服などなど、色鉛筆の色がさわやかで、今でも大好きなページです。



kurashino
出版されて初めの方に買ったと思うので、古くて紙焼けしてます…




パリの美しい紙で有名なお店「マリーパピエ」や洋菓子店「シェリュイ」を知ったのも玲子さんの著作からでした。
洋服に限らず、暮らしで使われるグッズのブランド名や店名もずいぶんと教えてもらいました。
雨の日のおしゃれについて書いたページでは1万2千円もする傘を使ってらしたそうで、今は普通でも当時としては決してお安い値段ではなかったはず。そんな玲子さんてば好きなものには妥協せずにさすがだな~と感じ入った思い出もありました。
季節それぞれの楽しみ方やアイデアを提案してくれて、参考にさせてもらったり、実行しなくてもそのイラストを見たり文章を読んでいるだけで幸せな気持ちになったものです。もちろん今も。

自分の蔵書の中では、実は玲子さんの著作が一番多いです。
まだ持っていない本もこれから買い足していかなければ。
悔やまれるのは一度も個展に行ってなかったこと。前に吉祥寺でも開かれていたそうで情報得ていませんでした(涙)



私の憧れる女性として第一にあげられる方です。本当にステキな方でした。(過去形にするのがとても辛い…)
ご冥福をお祈りいたします。







玲子さんについて書きたいことがたくさんあるので、また記事にしようと思っています。

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