「ほんとにあった怖い話 2021特別編」の感想
ちょっと前になってしまいますが、10月に放送された「ほんとにあった怖い話」の感想など。
コロナ禍ということもあって、子供の数が少なかった。
心霊ドラマに出演したゲストがスタジオに居るのも例年には無かった演出です。
では1話目から感想を記していきましょう。
1話 「或る学校の七不思議」 与田祐希(乃木坂46)
文化祭の準備で教室に残って作業をしていた女子高生3人が、一人の提案で「コックリさん」をすることになる。
その後、放課後に「学校の七不思議」として言い伝えのある現象が次々に現れ始める。
よくいう学校の七不思議ものでした。
誰もいない音楽室のピアノが鳴ったりはよく聞きますが、校舎の階段を下りても下りても同じ階に来てしまうのは初めて?
学校の放課後は夕暮れまでは部活動などで賑やかさが感じられますが、夜はけっこう怖いものです。
「ほん怖」でも学校での心霊体験ドラマは数多く、いつも観ながら「どうしてそこで外に出ないのか」とか「教室の電灯をなぜ点けないのか」等々じれったい演出を楽しんでいます。
怖さ度合いは5段階で2くらいですか。
2話 「凶音の誘い」 橋本環奈
コールセンターでアルバイトをする女性が、社内で耳にする「キュルキュル」という音と、通り過ぎる人影の恐怖に怯えて追い詰められていくお話。
橋本環奈は私とあまり縁が無い?
なにしろ今回の心霊ドラマの他に、映画の「キングダム」しか観ていないという…
けっこうそういうのってありますねぇ。
自分が観ているドラマや映画によく登場する俳優とめったに観ない俳優。
この「凶音の誘い」には、主人公の上司役を演じていた山中崇、この人は最近けっこうな遭遇率があります。
今もフジの「アバランチ」でお会いしてますし~(ちょっと前だと朝ドラ「エール」と「ペンションメッツァ」)
ドラマの感想ですが、なんという既視感のある内容!
たしか阿部寛が出演していた禁煙合宿での主人公が、施設で同じような体験をしていた記憶が…
キュルキュルワゴンを押す女性の霊に、トイレに逃げ込んだ後の演出とか同一では…阿部寛は霊を見るのはトイレのドアの上からでしたけどね(よく覚えてるな私)
なので、環奈が逃げ込んだトイレのドアの上をサッと見上げるのは前作へのオマージュだ(笑)
あと、「私声優目指してるの」と、ドラマで告白する環奈ですが、「いや、あんたは顔出しでいきなさい」とアドバイスしたかったであろう同僚の恒松祐里。
恒松さんは「おかえりモネ」でモネの友達役で出演していたので、顔見てすぐにわかりました。
怖さ度合いは3です。(実際投稿者は、どの程度まで体験しているのかも知りたいのが本音です)
ちなみに最近気づいた橋本環奈のインタビューでの口癖
「〇〇だな、と思いました」。「な」がポイントです。
3話 「だるまさんが転んだ?」 ゆめっち(3時のヒロイン)
とても霊感の強い3時のヒロインのゆめっちが、本人役でドラマに登場。
地方のホテルの部屋で体験した男性の霊に翻弄されるお話でした。
部屋の明かりを消すと黒い人影が現れ、明かりを点けると消える。
それはまるで「だるまさんが転んだ」のように、消すたびに近づいている恐怖。
人影の正体はそんな怖い存在ではなかったので、このドラマの怖さは3にしておきましょう。
それにしても霊感の強い人は普段どのくらい「見える」のでしょう。
日常生活の中、何気ない時に「それ」を目にするのでしょうか?
私は全く霊感が無いのでそれは良かったと思います。
怖い話が好きなのはエンタメとしての楽しみなので、体験なんて絶対にしたくありませんよ。
4話 「事故物件A」 山崎育三郎
朝ドラ「エール」の記憶も新しいミュージカル界のプリンスさまですね。
でもこの間放送していたドラマ「六番目の小夜子」の中で、少年時代の育三郎君の姿を発見。
いやはや、ものすごい成長を遂げたもんだ~(笑)
ということで、山崎さんもホラー初出演らしく、なかなか怖い内容のドラマでした。
備考欄に「心理的瑕疵あり」と記入のあるマンションの物件に住んだ男性の恐怖体験です。
「心理的瑕疵」とは、「訳あり物件」または「事故物件」のことらしい。
余談ですが、この間亀梨和也主演の「事故物件」という映画を観ました。
途中までは怖かったのに、クライマックスの方でB級アクションホラーになり果ててしまい残念な結果に。
「事故物件A」では部屋の壁から目を開いた男性の顔が突き出ているシーンがありましたが、下ヨシ子先生がきちんと解説していたので、それは実際に投稿者が体験したわけです。これにはゾッとします。
マンションの立地が昔お墓だった場所なので、そのマンション全体の部屋で怪異は起きているのかもしれないというのも怖い。
住む場所は下調べをきちんとしないと、霊感のある人は特に注意が必要です。
怖さは4ということで。
以上が今年の「ほん怖」の感想でした。
エンタメ性を持たせたわかりやすい作りなので、どうしてももう一歩のところで怖さが半減してしまうことも多かったかな。
そう考えると、「わけのわからなさ」が多い「新耳袋」はかなり怖いってことです。(復活しないかな)
来年の「ほん怖」に期待!