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「楠本まきの仕事展」で初冬を過ごした件

25日で終了しましたが、12月の初旬に「楠本まきの仕事展」を観てきました。

楠本まきという漫画家を知ったのは「KISSxxxx」の連載もとっくに終わってコミックス全巻もとっくに発売し終わって、すでに2000年代に入っていた頃でした。
やはりいつも漫画好きの友人から借りたものが始まりです。
甘々なラブストーリーという前情報から、あまり気乗りせずに借りたせいで、家に置いておいてもしばらくは手に取ることをしなかったんですよね。
そんなある日、ふと1巻を読んでみたら、ちょっとこだわりのありそうなエキセントリックな絵柄と、珍しいインディーズバンドの世界が描かれていて「オッ」と思いまして、つらつらと読み進めていくことになったわけです。

ただ、「KISSxxxx」の中には自分が当時好きだった漫画そのままのエッセンスが随所に見られたので、気になったことも事実ですが、3巻あたりから作者独自の世界が花開いた感じで、あのゆるさと美しさの幸せな融合が自分にフィットしてきたのです。(光と影の背景の使い方は昔の山田章博の漫画を彷彿とさせる)
オチの無い話自体も楽しく、そこに至るまでのフラットな空気やひねりのある会話(手書きのセリフも面白い)が好きでした。
続けようと思えばいくらでも続いたであろう連載をスパっと手放した潔さもカッコイイ。
カノンとかめのの、最終話のコマが印象的で、今も脳裏に焼きついています。

圧倒的に耽美的で好みだったのは「Kの葬列」です。
あの異質感たっぷりの美しい登場人物(全員低体温だと思われる)たちに、日本人名が付いているギャップに悶絶します。とても日本にあるアパートメントとも思えない(それも都会ではないらしい)ヨーロピアンな舞台も好き。
ここから楠本ワールドに加速がついて、ほとんどの作品を読んできたわけです。










そしてある日夕刊を捲っていたら、偶然「線と言葉・楠本まきの仕事展」の記事を見つけまして、これは生原稿を見るチャンス!と思い、文京区の弥生美術館まで足を運んだ次第なのであります。


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初めて来た弥生美術館。(向かいは東大です)
通常は今回のような企画展プラス竹久夢二の作品を常設展示しています。
こじんまりとしていて、私設美術館のようでした。



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「KISSxxxx」の主人公かめの&カノン


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ライブハウスの階段のようにチラシがたくさん貼ってあります。


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1枚欲しくなっちゃう…




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3階から見たところ。



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「恋愛譚」より「赤頭巾スープ」


昔「KISSxxxx」のオリジナルビデオがあったらしく、たぶんその中の映像らしきものが流れていました。(水族館の話を朗読している)
作者私物のレコードコレクションの展示に一人どよめく…(やはりボウイとイギーがいましたな。バウハウスも…)



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入り口にあったA4のチラシ…バッグに入れるには折るしかなかった…(涙)
ポストカードは3枚購入。





手作り感も感じられる美しい展示内容でした。
楠本氏のこだわり抜いた仕事への取組みにはいたく感動。
この先はどんな世界を見せてくれるのか、とても楽しみです。







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