今日の1曲 「While The Earth Sleeps」
映画「Strange days」のテーマソングとして作られたDeep Forest&Peter Gabrielの「While The Earth Sleeps」です。
映画の舞台となるのが1999年の12月30~31日のLAだから、本当は昨年末に載せたかった!
前に「年末に聴きたくなる曲」シリーズの中の一つとしてブログに書いたことがありました。
この作品は96年公開ですが、近未来のLAを舞台にしたSFハードボイルドといったものです。
当時、映画よりも私はラジオで聴いたこのテーマ曲に一発でやられてしまい、ソッコーでCDを買いに走ったものです。
Deep Forestをワールド・ミュージック系(アンビエント・ハウス)のアーティストだとばかり思っていたので、その予想を超えた曲作りのうまさにひどく驚かされたのでした。
この曲がスゴイのは、イントロからすぐにディープ・フォレストだと指摘できるくらい特徴あるアフリカンテイストがあるのに、猥雑混沌とした近未来のイメージにもしっくりくるようにアレンジてしまったところ。
こういうヒネリの効いたポップさに仕上げるあたり、やはり職人だな~と感心してしまいます。
ボーカルに入ったピーター・ガブリエル(この組み合わせにも驚き!)の声もピッタリだし、真骨頂であるエスニックな要素の強い、伝統コーラスとの掛け合い部分などは最高にクールです!
何層にも入れ込んだサンプリングのセンスも抜群だし、この「While The Earth Sleeps」は、彼らを知るきっかけとなった名作「スウィート・ララバイ」以来の衝撃かもしれません。 伝統音楽をコラージュしながら近未来を表現する技は彼らにしかできないことでしょう。
付け加えるならば、「ストレンジ・デイズ」はサントラ楽曲の全てがかなりイイです!
当時描いたイメージ…